馬場が読んだWebの学習に役立つ本
※当サイトは、アフィリエイト広告を掲載し、収益を得て運営しています。
これまで私はWebに関する本だけでも100冊以上読んできました。これくらいでは全く自慢にもなりませんが、確実に言えることは、読んでいなければ今の私は無かったということでしょう。当サイトをご覧のWebデザイナーを目指す方々にも、ぜひたくさんの本を読んで学んでいってほしいと思います。
とは言っても、同じテーマの本がそれこそごまんとありますし、どれがよい本なのかを店頭でパラパラとめくっただけで判断するのは非常に難しいことです。当然、「これは買って正解だったな」という良書もあれば「この本は失敗した!」という本もありました。実のところ、買ってじっくり読んでみないとわからないんですね。
基本的には多読をお勧めする私ですが、技術書は他の本にくらべて価格が少し高めなのも事実。ですから、闇雲に購入するなんてできない!という方もいるでしょう。
そこで、ここでは実際に私:馬場が買って読んだ本の中から、独自のフィルターに通過した本だけをご紹介していきます。読んでいない本は一切紹介していません。あくまでも私個人の主観ではありますが、この中に最悪な本は無いはずです。大量にあるのでまとめて掲載することはできませんが、少しずつ加えていきたいと思います。
※各本は、馬場御用達であるAmazon.co.jpへリンクを張っています。販売されている商品はAmazon.co.jpで買うこともできますし、たとえ絶版になっている本であっても出品者から購入できることがあります(これはAmazonの大きなメリットです)。ちなみに、欲しい本の在庫があればブックオフオンラインなどもお勧めです。
※なお、印はあくまでも主観であり、絶対的な評価を表すものではありません。
HTML/CSSの本
JavaScriptの本
プロとして恥ずかしくないJavaScriptの大原則 (エムディエヌ・ムック―インプレスムック) (大型本)
エムディエヌ・ムック
雑誌と本の中間であるムック本です。JavaScriptを覚えるための最初の一冊目としては向きませんが、こんなことができるんだなぁということが分かります。全部精読するような本ではなく、雑誌のように暇なときにパラパラと流し読みしたり、必要時にJavaScriptサンプルを参照したりするような読み方がいいと思います。
特徴的なのは、著者は一人ではなく、様々なプロフェッショナルが文章を担当していること。したがって、いろいろな著者のスクリプトテクニックが読めます。
2006年7月発行の本ではありますが、特に古さは感じられず、Ajaxにも触れられていますよ。私も読んだのは最近です。
Dreamweaverの本
効率的なサイト制作のためのDreamweaverの教科書 [単行本(ソフトカバー)]
鷹野雅弘 (著)
※2012/04/13追記
効率的なサイト制作のためのDreamweaverの教科書【CS5.5対応版】という続編が今は出ています。
うーん、と唸らせられました。すごくいい本です。
Dreamweaverの本でありながら、他の本にありがちな、機能だけの説明やデザインビューの説明ばかりの本ではありません。Dreamweaverの本というよりも、「Dreamweaverを使って仕事でWebサイトを作れるようになるための本」といった方がふさわしいのではないでしょうか。
さすがにWeb制作の現場に身を置いている著者だけあり、書いてあることがものすごく実践的です。まさしくWebデザイナーを目指す方に最適なDreamweaverの本だと言えるでしょう。
内容は、Web技術も含め多岐にわたっているため、一度読んだだけで理解することは正直難しいと思います。また、HTML/CSSを最低限学んでいないと分かりづらい所もあるかもしれません。ですが、HTML/CSSをテキストエディタで多少学んだ後の、Dreamweaverへのステップアップとして、ものすごくいい本だと思います。
自分のスキルに応じて吸収できる内容も変わってくるタイプの本なので、学習中なら何度も読み直してもいいでしょう(私も新たな発見がありました)。
丁寧に書かれているので、きっと執筆されるのにものすごく時間が掛かったのではないかな、と思います。結論としては、この本は超お勧め!です。
余談ですが、著者の発行するメルマガ:Web制作に関わる方のためEL-J(エル・ジェイ)もお勧めですよ!(私も購読しています)。
Illustratorの本
Illustrator アイデアブック CS4/CS3/CS2/CS対応 for Mac & Windows
TART DESIGN (著)
Illustratorの基礎を理解した人が、より実践的な使い方を学ぶのに適しています。様々な素材を題材に、その作り方がステップごとに分かりやすく解説されています。
良い点は、一つの題材の後に、そのバリエーションの作り方も記載されている点です。バリエーション部分は扱いが小さいので、多少ステップを頭の中で補完する必要はあります。しかし、それが逆に考えることに繋がって、ほどよい解説なのではないかと思います。
Illustratorの操作方法は覚えたけど、いまいちカッコいいオブジェクトを作れない、という方にお勧めです。
Illustratorレッスンブック―ステップバイステップ形式でマスターできる CS3/CS2/CS/10対応
ランディング (著), TART DESIGN (著)
初心者の方をターゲットにしたIllustratorの本です。こういったソフトに全く触れたことがないという人にも読みやすくできています(逆にそうでない人にはすこし物足りないかも)。
この本はCS3まで対応ですが、現在は後継本と思われるIllustrator CS4まで対応の本が出ているので、購入する際はそちらの方もいいかもしれませんね。
1ランク上の技を身につけるIllustratorの強化書 [+DESIGNING Professional Bible]
+DESIGNING編集部 (著)
llustrator本の中で、最も繰り返し読んだ本がこれです。私のIllustratorに関する知識を底上げしてくれました。とは言っても、初心者の方でも読める本だと思います。
ムック本(マガジン+ブック)らしく有名デザイナーさんのインタビュー記事などもあり、雑誌的な読み物としても楽しめます。Adobe Illustrator CS3まで対応の本です。
Photoshopの本
プラスデザイニング ザ・フォトレタッチ (ムック)
+DESIGNING編集部
買っておきながらほったらかしていた本なのですが、最近読んでみたところなかなか良かったなと思った本。Illustratorの欄にある、「1ランク上の技を身につけるIllustratorの強化書」のフォトレタッチ版ともいうべき本です。
本来はフォトレタッチの解説を目的とした本なのですが、Photoshopにて解説されているのでPhotoshopの欄に入れました。
簡単なところとちょっと難しいところの両方が混在していますが、総合的に見ると初心者から中級者向けかなぁと思います。良いところは、フォトレタッチのフローが実例とともに解説されているので、実践的に学べるところですね。
なおAmazon.co.jpでは新品はもう売っていないようですが、執筆時点では出品者から購入できます。もう新品は売っていないというととても古そうな本に聞こえますが、2007年の本なのでそう古いわけではありませんし、普遍的な内容が多いので、執筆時(2009/8/31)でも色あせている部分は全くありません。+DESIGNINGの本はめくっていると楽しいのでオススメです。
PHPの本
PHPサイバーテロの技法―攻撃と防御の実際
GIJOE (著)
Webデザイナーを目指す方の中でも、PHPを学ばれる方はいらっしゃると思います(実際スクールでも、PHPのコースがよく勧められるそうです)。
PHPは、Webデザイナー等のノンプログラマでも、ちょっと学べばちょっとしたものは作れるようになってしまう、非常にとっつきやすい言語です。
しかしそれはメリットでもあり、デメリットでもあります。簡単で気軽に書けるが故、セキュリティ的に問題があるPHPプログラムが後をたちません(実際、PHP本の中でもセキュリティに反するサンプルを平気で書いてあることすらありますし、ネットサーフィンをしていて脆弱性を見つけてしまうことはよくあります)。穴のあるプログラムを公開してしまうと、自分だけではなく、人に迷惑をかけてしまうことすらあります。ですから本当は、PHPを書く人全員が、セキュリティに対する学習をする必要があるのです。
本書は、数少ないPHPのセキュリティに関する専門書です。個人的には、PHPを書く人全てにお勧めしたいくらいの内容です。私が読んだのは随分前のことですが、当時こんなに貴重な本が1,890円とは破格だなぁと思ったものです。発行年数は2005年とやや古めですが、普遍的な部分が多いので、今読んでもきっと役立つことでしょう(ただし、addslashesに関する説明は間違いです。mysql_real_escape_string()やpg_escape_string()、もしくはプレースホルダを使います)。
もしあなたがPHPプログラムを書くとして、htmlspecialchars("文字列", ENT_QUOTES)等の関数を知らなかったり、XSS,XSRF,SQLインジェクションを知らなければ、必ずプラスになると思います。ただし、基本的なPHP構文が分かっていることが前提ですので、最初の方の本としてはお勧めしません。
Amazonのレビューの中で「この本のおかげでどれだけのエセPHPプログラマが本当のPHPプログラマに変身しただろうか。それだけ影響力のある、すごい本だと思うよ。」というレビューがありましたが、本当にその通り!と頷いてしまいました。私もこの本を読む前は、エセPHPプログラマだったと思いますので。
体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 脆弱性が生まれる原理と対策の実践
徳丸 浩 (著)
セキュリティに関するコンサルティングなどを行っている会社の代表である、徳丸浩氏の本です。氏はこの業界では誰もが知っているほどの権威であり、私もこれまでよくブログを拝見し、プログラム開発の際の参考にしていました。氏の持つノウハウを、体系立ててぎゅっと詰め込んで作られたのが本書です。
内容ですが、「ものすごく充実している」、の一言です。Webアプリケーションの開発者として知っておかなければならない内容が、ものすごく詳しく解説されています。私は使いませんでしたが、Vmwareを用いてのLinuxの仮想マシンのCDも入っているので、だれでも簡単に演習できるのもいいところですね。上の「PHPサイバーテロの技法―攻撃と防御の実際」のどちらかを買うのであれば、より容量が多く新しい本書をお薦めします。
なお、この本は厳密にはPHPの本ではありませんが、ほぼPHP主体で説明されていますので、PHPの知識だけでも読めると思います。ただし、PHP初心者の方が読むには難しいはずです。ある程度のプログラム経験がないと、大部分は理解することができないでしょう。しかしながら、初心者の方であってもWebに公開するPHPプログラムを書くのであれば、分かるところだけ(自分の作るプログラムに関連する項目だけ)でも読んでおいて役立つ内容です。
間違いのない良書ですので、Webアプリケーションを作る人にとっては正に必読書と言える一冊でしょう。
Flashの本
何冊か良い本があるのですが、Macromedia(なんだか懐かしいですね) Flash MX向けの古い本なので自粛します。
デザインの本
新人デザイナーのためのデザイン・レイアウトが上手になる本
柘植 ヒロポン (著)
この本はDTP向けの本で、Webデザインの本ではありません。にもかかわらず紹介しているのは、デザインについてとても分かりやすく解説されているからです。
一番の特徴は、見開きでNGデザインとOKデザインが掲載されている事です。NGとOKの違いを見比べて、何をどうすると良くなるのかがよく分かります。
DTPの本とはいえ、Webに通ずる所も多いのと、初心者の方でも分かりやすい文体を考慮するとかなりお勧めできます。
Webレイアウト見本帳
矢野 りん (著)
レイアウトというよりも、Webデザインの基本が学べる一冊です。サンプルに使われている架空のサイトのクオリティが高く、学習当時とても刺激を受けたことを覚えています。
というか矢野りんさん、本当にスゴイ人だ……。尊敬!
デザイン・ルールズ デザインをはじめる前に知っておきたいこと
伊達千代 (著), 内藤タカヒコ (著)
まず誤解されないように書いておきますが、この本はDTP向けの本です。DTP向けの本でありながらも、デザインの基本ルールが載っていますのでWebに応用可能な事も多いです。
デザインには「ルール」というものがありますが、本書で基本的なことを学べます。(ただ、おなじような本でWeb専用の本もあると思いますので探してみてください。)
配色の本
配色アイデア見本帳
石田 恭嗣 (著)
Webに特化した本ではないのですが、なんだか読んでいて刺激を受けるというかそんな本です。
個人的に好きな本で、かなり影響を受けました。
売れる色・売れるデザイン
高坂 美紀 (著)
商品パッケージやロゴなど様々なものを対象に「売れる色」について説明されています。
正直Webには直接的に関係してきませんが、こういう“色”に関する知識を持っておくとお客さんへの提案や、自分のサイトを作るときに非常に役立ちます。
Webデザイン配色事典
高橋 晃 (著), 吉川 智子 (著)
配色ということに限定すれば、この本が最も配色の際に利用しました。
豊富な組み合わせがありますので末永く使える本です。こういう本を一冊持っておくと重宝しますよ。
SEOの本
検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書
渡辺 隆広 (著)
(注:「初心者にお勧め」タグを付けていますが、SEO初心者向けという意図です)主にSEOをこれから学ぶ人、または初級~中級者の読者向けに書かれたSEOの基本的な本です。
念のために書いておくと、SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化と訳されます。つまり簡単に言えば、検索エンジンに上位表示させるためにあれこれと対策することです。
Webサイトが表示されれば良かった昔と違い、これからのWebデザイナーにとってSEOの知識は事実上必須になっていると感じます。もちろん完全に理解する必要はありませんが、SEOの基本知識だけは知っておいた方がいいでしょう。
この本は、小手先のSEOではなく、Web制作者としてあるべき姿勢も学べますし、内容の信頼度が高い(著者はSEO業界で非常に有名です)ので、入門用によいでしょう。ある程度SEOを知っている人にとっても再確認のためにお勧めです(私も読んだのは比較的最近です。)
モバイルサイト(携帯サイト)制作の本
モバイルユーザビリティ・デザイン Web制作者が身につけておくべき新・100の法則。 [大型本]
株式会社ゆめみ (著), 片岡俊行 (著), 有泉雅彦 (著), 大貫 浩 (著), 戸田修輔 (著), 原田 恵 (著)
Webデザイナーは、PCサイトのみならず、モバイルサイトを制作することもよくあります。
本書は、モバイルサイト制作の中での基本ルールおよびユーザビリティなどについて知ることができる本です。
さすがにモバイルサービスの企画・開発・運営の専門会社が書いてあるだけあり、内容もしっかりしていると思います。実際にサービスを運営していないと分からない内容や、実例をもとにしたマーケティング的な観点からの記述が見られるのも良いところでしょう。
具体的なコーディングのノウハウは記載されていませんので、これ一冊でモバイルサイト制作ができるようになるわけではありませんが、モバイルサイト制作の際に知っておきたいことが盛りだくさん記載されています。
順番としては、PCサイトが作れるようになった後に読んだ方が、しっかりと理解できるでしょう。
その他の本
オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版 知っておきたいOOP、設計、関数型言語の基礎知識 [単行本(ソフトカバー)]
平澤 章 (著)
本書は、オブジェクト指向に関する定番の書籍である、2004年に発売された同名の本の改定第二版です。第一版のレビュー数や評価を見ればわかるとおり、オブジェクト指向の定番の本と言って良いでしょう。
特定の言語の解説ではなく、オブジェクト指向に関わる様々なことについて解説されています(たまーにJavaのコードがほんのちょっとだけでてくることもありますが、分からなくても読めます)。プログラムの世界の歴史や、メモリの仕組み、UML、アジャイル開発などまで解説されているので、これからプログラムを書いていきたい方には、絶対に役立つ情報だと思います。概念的な説明が多いので実践ですぐに役立つ本というわけではありませんが、土台になる基礎部分なので、読んでおいて損はありません。
プログラムを書かないWebデザイナーを目指している人には特に不要ですが、PHPなどもバリバリ書いていきたいという人にとっては、オブジェクト指向的な考え方はいまや必須です。最初から読む本と言うよりは、PHPなどのプログラムを書き始めて、クラスを使うようになったけれど、クラスのありがたみが分からない……というレベルの方にいいと思います。
Webデザイナー1年生―プロになる前に知っておきたい!仕事の中身と進め方 (WORKFLOWプロになる前に知っておきたい!仕事の中身と進め方)
ZOU STUDIO (著)
Web制作に入社した新人Webデザイナー「あいはらみのり」さんが現場での様々な業務を経験していく、、という本です。
実際のWeb制作会社がどんなふうに仕事を請け、どんなふうに業務を進めていくのかが分かりやすく紹介されています。
見積書や請求書、コンセプトシート作成など、実際に働いてみないと分からないWeb制作のフローなども書いてありますよ。Webデザイナーってどんなふうに仕事をしているの?という疑問が解決できる本です。
ブラウザのしくみ
佐藤 信正 (著)
ブラウザの仕組み……といってもブラウザの中身だけを解説されている本ではありません。サーバや通信の仕組みなど多岐にわたる仕組みについて触れています。
ブラウザとサーバがどのようなやり取りをしてWebが表示されるか等、Webデザイナーならぜひ知っておきたい事も書いてあります。
Web技術にも広く浅く触れていますから、初心者の方にもお勧めできますね(ちょっと難しいところもありますが、そういう所は無理せず飛ばして読んだ方がいいでしょう)。
ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール
Steve Souders (著), スティーブ サウダーズ (著), 武舎 広幸 (翻訳), 福地 太郎 (翻訳), 武舎 るみ (翻訳)
著者は米Yahoo!の(フロントエンドの)パフォーマンス改善担当者です。Webサイトの表示を早くするためにできる14のルールが紹介されています。
ここまでやるか!?というくらい様々な観点から極限までレスポンスを早めるためのノウハウが記載されています。何気なく利用しているポータルサイトの多くは、やはりものすごく考えて作られているんだなぁと、まさに目から鱗でした。
中身は比較的高度で、HTML/CSS/JavaScript/簡単なHTTPの仕組みやサーバの仕組みが分かっていると、より深く理解することが出来ます。しかし、JavaScriptやCSSファイルの読み込む適正位置や、@importとlinkタグの速度比較など、比較的Webデザイナーにも分かりやすい部分も含まれています。例え数項目しか理解できなくても、十分値段分のもとはとれるという人も多いのではないでしょうか。
ただし繰り返しますがこのページ内でも難易度は最も高い方です。自分のレベルに応じて吸収できる内容が異なるタイプの本ですので、一通り学習が進んだころに読んでみるといいでしょう。
Webマーケティングコンサルタント養成講座
海老根 智仁 (著), 頼定 誠 (著), 根来 龍之 (監修)
Webデザイナー向けの本ではなく、コンサルタント向け本ではありますが、Webマーケティングに関する基本を学ぶことができます。
正直なところ、デザイナー系のWebデザイナーを目指す方にはお勧めできません。しかし、Webディレクター系やフリーランスのWebデザイナーを目指す方には、知識を広げるという点でお勧めできます。こういったことを浅くでも知っておくと、クライアントとのやりとりの中で活かすことができるからです。
Webプロジェクトマネジメント標準 PMBOK(R)でワンランク上のWebディレクションを目指す
林 千晶 (著), 高橋 宏祐 (著)
PMBOK(ピンボック)というプロジェクトマネジメントについての考え方を学べる本です。
注意していただきたいのは、通常のWebデザイナーを目指す方には、(現時点においては)読まなくてOKです。
逆に、少数派でしょうが、最初からフリーランスを目指す方や、WebデザイナーからWebディレクターやプロジェクトマネージャーへスキルアップしたい方には非常にお勧めです(ただし難しい本なので、実務を経験してから読んだ方がいいでしょう)。例えPMBOKを導入しなくとも、エッセンスは大いに役に立ちます。
この本を独立してすぐ読んでおけば、ずいぶん失敗が防げたのになぁ、と思う程、プロジェクトを管理する立場の人にとってはお勧めできる良書です。
Webディレクション 成功の法則48 [大型本]
大谷 秀映 (著), 松原 慶太 (著), 高山 一登 (著), 山本 聰 (著), 玉田 雄以 (著), 原田 秀司 (著), 川辺 伸司 (著), 大井 恵介 (著)
この本は、タイトル通りWebディレクションについてを知ることができる本です。フロー順に広く浅く書かれており、どちらかというと高度なディレクトションについてのノウハウを知りたいという方にはちょともの足りないかもしれません。しかし、Webディレクターとはどういう仕事をするのか、どんなフローで仕事をするのかを知りたい、という用途には向いていると言えるでしょう。
本書は7章で構成されていますが、各章ごとに著者が違います。主にIMJ系の方々により書かれていますので、机上の論理ではなく、豊富な実践から培われてきたことが伺える内容となっています(ただしIMJは規模が大きい会社なので、比較的大きなプロジェクト向けかもしれません)。
主に企業で働くWebディレクター(を目指す方)向けの内容だと思われますが、フリーランスを目指す方にもある程度は役立つ内容だと思います。2007年8月の本ではありますが、そのほとんどは古さを感じない内容です(ちなみに私も2011年お正月に読みました)。
Mac OS X 10.5 Leopard UNIX的システム構築 (大型本)
アスキー書籍編集部 (著, 編集)
(「初心者にお勧め」タグをつけていますが、UNIX初心者向けです。)Mac OSXは、そのお洒落な外観や優れたインターフェースからは想像がつかないかもしれませんが、紛れもないUNIX系のOSです。事実、バージョン10.5 Leopardからは、正式にUNIXだと認められました。通常の操作では触れることがあまり無いかもしれませんが、ターミナルを起動すれば、そこはもうUNIXの世界なのです。
Webサーバーが動作しているOSのほとんどは、UNIX系。ですからWebデザイナーにとってもUNIXの知識があるにこしたことはありません。しかしUNIXはCUI(Character User Interface)、つまり文字でOSとのやりとりをするので、初心者には取っつきにくいです。
この本は、MacをUNIX的に扱うことを分かりやすく書かれています。私の場合は、MacをUNIX的に扱うというよりも、UNIX自体の知識を深めるために非常に役立ちました(特にviの簡易説明書として今でも参照しています)。UNIX系の本は難しいのが多いので、分かりづらかったのですが、この本は知識がほとんど無い人でも比較的読みやすいと思いますよ。
UNIXの基本はもちろん、Apacheの設定やMovable Type、WordPress、ZOOPS、OpenPNEのインストールや、仮想マシンを使ってMac OS X上にCentOSをインストールしたりなども書かれています。Mac OS X Leopardをより楽しく使いたい方にお勧めです。少し高い本ですが、私には十分すぎるくらいもとがとれました。
ウェブ解析力 ROI(投資対効果)を最大化するアクセス解析の実践的ノウハウ90 (単行本(ソフトカバー))
村上 知紀 (著), 手崎 佳充 (著)
本書は、アクセス解析の結果を読み取り、それをどうやってサイト改善に結びつけていくかについて書かれた本です。
IMJ(超大手Web系企業)系の人が書いているらしく、内容に関しては言うこと無しに素晴らしいです。やはり日頃やっているからこそ、ここまで書けるというか。
商用サイトのWeb担当者や、運営に関わる人。またはWebディレクターやフリーランスを目指す方等には役立つと思います。完全にスキルアップ系の本なので、学習途中には向きません。実際にサイトを運営したことがあり、アクセス解析を多少使ったことがあれば、より面白く読めると思います。
新版 アクセス解析の教科書 費用対効果がみえるWebマーケティング入門 (CD-ROM付) [単行本(ソフトカバー)]
石井 研二 (著)
本書はアクセス解析、特に生ログのアクセス解析に重点を置いた、アクセス解析の本です。※生ログとは、サーバ(例えばApache等)が残すログのことです。
さすがに年間12億ページビューを解析する著者(アクセス解析・コンサルティング会社のCOO)だけあり、アクセス解析からマーケティング的な見方をする方法が具体的に記載されています。
他のアクセス解析本同様、マーケティング的な考え方を知らなければならない、WebディレクターやフリーランスWebデザイナーを目指す方に役立つでしょう。個人的には、かなり役立ちました。
パソコンプログラミング入門以前 (単行本)
伊藤 華子 (著)
私にとって、本書はちょっと特別な本です。実は、私がWebの学習を始める前、PCにさわり始めたときに読んだ本。
当時はPCの使い方すらよく分かっていなかったのですが、プログラミングをしてみたいなという気持ちがありました。そんな時、“入門以前”というタイトルに惹かれて購入したのがこの本です。入門以前とは言っても、プログラム初心者にとってすぐに理解できる訳ではありません。私の場合も、当初は半分も理解できたわけではありませんでした。しかし、すぐに役立つ知識と言うよりも、プログラミングについてなんとなくのエッセンスをつかめたように思います。
2002年の本と正直なところ古い本ですが、固有のプログラミング言語について触れているのではありませんし、プログラムの世界の基本中の基本に触れているので、今となっては多少古いところもありはしますが基本的に良書だと思います。
執筆時点(2010/02/19)でAmazonの出品者から100円で買えるので、将来JavaScriptやPHP,Perlなどのプログラムをバリバリ書いてみたいけれど全くプログラムをやったことが無いという人は、もしも安く売っている場合はブックオフで買うような気持ちで買ってみてはいかがでしょうか。値段が高ければ新しめの入門書を探してもいいかもしれませんが、これくらいの値段で売っていればお得だと思います。
新詳説 DTP基礎 (MdN design basics) (単行本)
波多江 潤子 (著)
Webのことが大分理解できた後、優秀なWebデザイナーになるにはDTPの知識が必須だと考え読んだ本。
とは言っても、テクニック的なことはほとんど書いておらず、DTP業界の大筋を知るための本といった感じです。Webデザインの学習には直接的にはなりませんが、Webデザインと兄弟のようなDTP業界についても学べ、視野を広げることができます。
この本はロングセラーのようで、第1版は2003年9月発売、私が読んだのは2005年3月の第4版のものです。その後2007年8月、さらに改訂版である新詳説DTP基礎 改訂版が登場。改訂版の帯に記載されている「DTP入門書のロングセラー」というのが、正に相応しい本のようです。このページは「私が読んだ本」なので古い方をメインに記載していますが、もし購入される場合は改訂版の方がいいでしょう。(ちなみに☆3.5はWebデザイナーの立場から役だった度合いで、DTP入門向けとしてなら☆5です!)
Web担当者を育てるコミュニケーション力 (WSE Books) (単行本(ソフトカバー))
玉井 光則 (著), 佐藤 有美 (著)
本書はWeb制作者向けの本ではなく、企業のWeb担当者に向けて書かれた本です。Webをビジネスに活かすための運用法や、Web制作会社とのつきあい方、コミュニケーション、簡易的なWebマーケティングに関するノウハウを学ぶことができます。
Web制作側の人間にとっては、本書は直接的に役立つわけではありません。 しかし、普段クライアントとして接するWeb担当者の視点になるというのは、私たちWeb制作者にとっても有用と言えるでしょう。 こういった広い知識を持ちあわせているWebデザイナーの方が、きっとよりよい提案ができるのではないでしょうか。
内容は難しいわけではないので(いきなりWeb担当になった人も読むような本なので)、万人が読める本だと思います。 即効性はありませんが、知識を広めるために読んでみる、という用途にはお勧めです。
直接的ではなくてもWebデザイナーになるために役立つ本
最新脳科学が教える 高校生の勉強法 東進ブックス (単行本)
池谷 裕二 (著)
著者の池谷氏は、主に脳の海馬を研究している脳科学者。高校生くらいから変わってくる人間の記憶の仕組みについて、非常に分かりやすく学ぶことができます。
私のWebデザインの学習に対する考え方の基本は、氏の著書に極めて大きく影響を受けました。氏はたくさんの本を出版しており、私も複数読んでいますが、この本が最も簡単で分かりやすいです。もとはと言えば高校生向けの本ですから、当然と言えば当然ですが、非常に平易な言葉でおもしろおかしく解説されています。
とはいっても、本書は高校生だけが読むのにはもったいなさ過ぎる程の良書です。Webデザインの学習のみならず、脳の取り扱い説明書として、読んでおいて間違いのない本。★5つを通りこしてお勧めです。
本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫) (文庫)
成毛 眞 (著)
副題が適切かどうかについては置いておき(売るために刺激的なコピーにしたのでしょう)、いろいろなところに本をおいて読む並列読書を始めるきっかけとなった本。フリーランス時代、読まなきゃやっていけないという危機感から、Web系の本を片っ端から並列で読んでいました。
良い意味で非常識なほど本にこだわりのある著者(元日本マイクロソフトの社長)から、本の読み方を学べます。自己啓発的な内容も持ち合わせているので、独立を目指すような人にもお勧めの本です。
マーケティングを学ぶ人が最初に読む本 (単行本)
重田 修治 (著)
この本は、タイトルの通りマーケティングを全く知らない人が、マーケティングのエッセンスを知るために書かれた本です。主人公の「ボク君」の人としての成長の中で、マーケティングの大まかな雰囲気を感じられます。
私は、これからのWebデザイナーはマーケティングの知識があった方が絶対にいいと思っています。デザイナー系のWebデザイナーとしては優先順位は高くない項目ですが、Webディレクターやフリーランスには最低限必要な知識だと思います。
この本は簡単な本なので、マーケティングのエッセンスしか得られませんが、とっかかりとしては良書だと思います。2004年の本ではありますが普遍的な内容なので、今読んでも古さは感じられませんよ。実際私も読んだのは最近(2010年1月)です。
ただ、直接的にWebの学習に結びつくわけではありませんので、Webの学習の息抜きのような感じで読まれるといいかもしれませんね。
あなたはコンピュータを理解していますか? 10年後、20年後まで必ず役立つ根っこの部分がきっちりわかる! (新書)
梅津 信幸 (著)
Amazonのレビューでもそうですが、この本は評価が分かれるところでしょう。PC初心者が「コンピュータを理解するための本」として購入すると、すぐに役立つようなことが書かれている訳ではないので、良書とは感じられないと思います。一見PC初心者用のタイトルがついていますが、ある程度(普通に仕事やプライベートなどで)コンピュータを使っている人でないと、「例え話ばかりで、何が何だかよく分からない」ということになるでしょう。
内容としては、「エントロピー」「チャネル」「有限オートマトン」「参照の局所性・メモリ階層」などの難しいキーワードを、様々な面白い例え話を使って解説してくれます。一例を挙げれば、味噌汁の塩分や、伝言ゲーム、自動販売機と人生ゲーム等など(笑)。
読んですぐに役立つ訳ではないけれど、読んでおいて損はない。そんな感じの不思議な本です。プログラマよりのWebデザイナーになりたい方は、気軽な読み物として、あまり気合いを入れずに読んでみると楽しめるでしょう。
☆4つは、当サイトの読者層を考えての採点であり、一個人としては☆5つの良書だと思います。難しいことをこんなにうまく例えるなんて、本当に難しいことですから。
「続ける」技術
石田 淳 (著)
これを書いているのは2月4日。そろそろ、お正月に「Webデザイナーの学習をしよう!」と決意したにも関わらず、学習があまりできていないという方もでてくるころかもしれません。こんな状況にタイムリーな本なので、以前読んだ本ですがご紹介します。
本の内容の前に少しだけ……。そもそも、時間があっても学習できない方は、おそらくまだWebの学習に楽しさを見いだせていないためだと思います。人間本当に好きなこと・やりたいことは、自然と時間を惜しんでやりますからね。ですから、まずは楽しむことが大事だと思います。
ただ、誰もが最初から楽しいと思えるかどうかはわかりません。私のように、最初から楽しいと思う人もいれば、学んでいる内に楽しくなる人、できるようになってやっと楽しくなる人もいるでしょう。
もしもWebデザイナーになりたいと思って学習をはじめたにも関わらず、楽しいと感じられずに、学習から遠ざかっている方がいたら、この本をお勧めします。せっかく途中から楽しくなるかもしれないのに、すぐ諦めてしまったらもったいないですからね(向いていないと思われる方は別ですけれど)。
本書は、書籍名の通り「続ける」ためのノウハウ本です。英会話の勉強やダイエット・禁煙等を例にして、いかに「続ける」かを行動科学として知ることができます。Amazonの大量の評価の通り、その内容は間違いありません。
今この文章を書こうとして改めて速読してみましたが、意外と自分の中に消化されているんだなぁと思うことがありました。例えばコミットメント(契約書)だったり、学習内容をブログに書くことだったり、ゴールを設定することだったりです。
学習が続けられない……というメールをいただくこともあるので、そのような方にはお勧めです。楽しく学べている方には必要ない本ですが、普通に読み物として読んでも良書ですよ。
12/06/30 facebookページ開設しました。RSS代わりにも使いたいと思います。
コメント
- キリンの目 さん 2009年06月08日00時27分
本屋で長い時間物色して結局なにも買えずに帰ってくることがとても多くて、参考書選びには本当に苦労しています。 Webデザイナー1年生、SEO対策・・・さっそく読んでみようと思います。1年生・・の方は2004年に出版された本のようですが、今読んでも内容に支障はないでしょうか? JavaScriptのオススメもあったらぜひお願いします。jsはポップアップメニューくらいできるようになれば大丈夫なのでしょうか?jsで押さえておくべきポイント何かあったら、教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。 タッチタイプの方も参考にさせていただきました。 独学でこれだけ勉強されるってスゴイことですよね。私も早く追いつきたいです。また相談もさせてください。 P.S.このコメント欄、一度 ”入力を確認する”にしてからやっぱり何か付け足そうと ”戻る”を押すとそれまでの内容が全部消えてしまうのですが、これは仕方ないのでしょうか?私の画面操作が間違っているのでしょうか???
- 馬場誠 さん 2009年06月10日00時00分
キリンの目さん、こんにちは。
> 1年生・・の方は2004年に出版された本のようですが、今読んでも内容に支障はないでしょうか?
Webデザイナー1年生~は、私もここ1年くらいで読んだ本です。 たしかに古い本は時代にそぐわないこともありますが、 この本に関しては業務フローの基本的なことが書かれているので、そう古さを感じませんでした。 個人的に今でもお勧めできる本だと思います。> JavaScriptのオススメもあったらぜひお願いします。jsはポップアップメニューくらいできるようになれば大丈夫なのでしょうか?
残念ながら、JavaScriptについてはちょっと古めの本しか読んでいません。 JavaScript Handbook,3rd editionなどはなかなかわかりやすかったですが、ちょっと古すぎますのでこのページでは紹介しませんでした。 (後継の本(4th edition)もでているようですがそれでもちょっと古いです。) 失敗を恐れず、まずは店頭で簡単そうな本を一冊買ってみるのがいいかもしれませんね。 私も久しぶりに新しいJavaScriptの本でも買ってみようと思います。 #ここで紹介できますからね。 ちなみにJavaScriptは○○ができたらOKというより、総合的なもののように思います。 例えばわからないことがあっても、調べればなんとか実現できるくらいの能力があればWebデザイナーとしては十分でしょう。 また、有名ライブラリであるprototype.jsやjquery等を 多少でも使えるくらいの能力を持っておくといいかもしれませんね。 ( jquery等のライブラリについては検索してみてください。当サイトでも一部使用されています。)> P.S.このコメント欄、一度 ”入力を確認する”にしてからやっぱり何か付け足そうと ”戻る”を押すとそれまでの内容が全部消えてしまうのですが、これは仕方ないのでしょうか?
上記の件、確認しました。 おそらくブラウザのキャッシュが何かの拍子でとんでしまった時などに起こるのだと思われます。 同様のことがあっては問題があるので、 さっそく仕様を変更しました。 ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでしたm(__)m 同時に教えてくださってありがとうございました。 (コメント欄からのご連絡でご返信できなかったのでこちらから失礼します)- プラム さん 2010年09月30日18時52分
こんばんは。 現在馬場さんのWebを見ながらはじめはHTML/XHTML&スタイルシートレッスンブックを何度もアレンジを加えながら、勉強しつつも楽しんでいます。 そこで体験版としてフォトショップとドリームウィーバーがどんなものか知りたく、体験でありつつ参考書を見ながらしてみようと思ったのですが、参考書はCS4で体験版はCS5と進んでいるのですが、対応できるのでしょうか? お手数ですが、回答いただけたらと思います。 よろしくお願いします。
- 馬場誠 さん 2010年10月01日19時05分
プラムさん、こんばんは。 当サイトを参考にしていただきありがとうございます☆
> 参考書はCS4で体験版はCS5と進んでいるのですが、対応できるのでしょうか?
本とソフトのバージョンが大きく離れてしまっている場合、その本以降の新しい機能が学べませんし、ソフト内メニューの名称や項目が変わっている場合もあります。 しかし、今回のプラムさんのケースに関しては1バージョンの違いですので、おそらくはそれほど問題なく読めるのではないかと思います。 本を補足する意味で、Adobeのサイト等でCS5の新機能をチェックするのもいいかもしれませんね。- じゃがいも さん 2010年12月20日23時06分
困っています。 いまMacでドリームウィーバーCS5を勉強していてマスターブックという本を 試行錯誤しているのですが、まったくの初心者なのでHTML。CSSがよくわからないせいか 全然理解できません。 別のドリームウィーバーの本を買うか htmlなどを理解する本を買うかどうしたらいいでしょうか?
- 馬場誠 さん 2010年12月21日23時26分
じゃがいもさん、こんばんは。 もしWebデザイナーを目指されているのであれば、 最初はDreamweaverの使い方から入らない方がいいと思います。 (コードビュー主体で解説されている部分が多く、あまり実務では役立たないこともたくさんあるからです) まずはHTML/CSSの本を購入し、そちらを先に学ばれた方がいいでしょう。 HTML/CSSが分かるようになってからDreamweaverの本を読めば、覚えなくていいところ(自分でタグ打ちした方が早いようなところ等)がわかりやすくなり、効率的に読めると思います。 ※個人的には、タグを手打ちでガリガリ書けるようになれば、Dreamweaverは基本さえ抑えておけば(一般的なWebデザイナーにとっては)十分だと思っています。
- G.T さん 2012年10月02日15時05分
私は、先月にハローワークからの求職者支援を受け通っていたWEBデザイナー科を卒業しました。3カ月という短い間だったので基本的なところしかおさえていません。一応必要なソフトフェアの基礎操作・HTML・CSSの基礎知識はありますがまだまだです。 就職をしようと就活をしてみましたが、未経験からでも大丈夫というよな内容の場所を受けても結局は実務経験を必要としていたりと就職の難しさを感じました。今は独学で勉強しつつ父親が自営業をしているのでそのホームページを完成させてオープンしようと思っています。少しでもスキルアップをしたいので! そうなってきた時にどう勉強したらよいか方法を模索していた時にこのサイトに巡り合いました!本当に幸運だと思っています。本当に感謝しています。 紹介してくださった本はCS5以前の本が多いように思われますが、CS6対応や新しい本でこの本は良かったというような本があったらぜひ教えていただきたいです。もちろんここに書いてくださった本は良い本ばかりなので買おう考えています。特にDremweaverの本は凄い気になっています。イラストレーターの本を探しても一般的な使い方の紹介の本が多く、実践使えるのかと思ってしまう内容が多かったので紹介いただいた本の購入を考えています。よろしくお願い致します。
- 馬場誠 さん 2012年10月02日19時29分
G.Tさん、こんばんは。 お役立ていただけたようでうれしいです! こちらこそありがとうございます。
> 紹介してくださった本はCS5以前の本が多いように思われますが、CS6対応や新しい本でこの本は良かったというような本があったらぜひ教えていただきたいです。
私が主にソフトを学んでいた時期がStudio MX(CSよりも前)~CS3くらいがメインだったので、ソフト関連の本は今となっては古めのラインナップになってしまっていますね。 ソフトについては、ある程度使い方を覚えてしまうとバージョンが変わっても本を買い足す必要性があまり感じられないので、大変恐縮なのですが最近の本は読んでいませんm(__)m。 ただ、最近CS6を買ったので、今後また買ってみたいとは思っています。 それ以外の本に関しては、読んではいるけれどもアップできていない本もいくつかあるので、手空き時に少しずつアップしていきたいと思います。> 特にDremweaverの本は凄い気になっています。
この本は本当にいいですよ!逆に言えば、Dreamweaver本の多くはデザインビュー主体で説明されており、あまり役に立たない本が多いですね。> イラストレーターの本を探しても一般的な使い方の紹介の本が多く、実践使えるのかと思ってしまう内容が多かったので紹介いただいた本の購入を考えています。
実際のところ、ソフト関連の本のほとんどは、基礎的な使い方を学ぶための本で、実践的ではないものも多いと思います。(本ページ内でも、初心者の方のために、そういった本も含めてご紹介していますので、各本の私のコメントから、G.Tさんにとっての向き不向きをご判断いただければと思います) ソフトの基本的な操作を覚えたら、あとはとにかく実践(サイト制作)をして、その時々で必要性を感じた本(または興味のある本)を適宜購入していくのがお勧めですよ!- りりり さん 2012年10月25日23時26分
こんばんは。 これからWebデザインの勉強を始めたいと思っています。 10年ほど前にDTPのスクールに通い、7年ほど前に1年くらいだけ広告デザインの仕事をしていました。 仕事を辞めてからも趣味で少しはデザインしてましたが、 Illustrator9と10、Photoshop6の時代で止まっています。。。 そちらも気になりますが、好きな分野なので勉強も何とかなるかなと楽観視しちゃってます。 まずは、HTML・CSSの勉強をしたいのですが、超初心者にオススメの本があれば教えていただきたいです。 よろしくお願い致します。
- 馬場誠 さん 2012年10月26日01時39分
りりりさん、こんばんは。
> そちらも気になりますが、好きな分野なので勉強も何とかなるかなと楽観視しちゃってます。
おっしゃるとおりだと思います。 好きな分野は、学びも遊びみたいなものですからね(^-^) Webもそのような感じで、楽しく学べるといいですね! さて、個人的には、HTML/CSSに関しては、全くの0からスタートであればWebデザイナーの世界を体験してみようのページでご紹介している「HTML/XHTML&スタイルシートレッスンブック」あたりがお勧めです。 多少出版から年数も経ってきましたが、この本の非常に良いところは、ステップごとに実際に作りながら、Webサイト制作を体験できるところです。 最初は、HTMLやCSSを覚えると言うよりも、こうやって遊び感覚で作りながら「できた!」という楽しさを感じるのが一番いいと私は思います。 店頭でも置いていると思いますので、よろしければ一度手にとってめくってみてくださいね。- のんべい さん 2014年02月09日16時07分
高齢者です。 趣味でWEBデザインを勉強したいと思います。 初心者向けの入門書ですが,「はじめての○○」を読むことが重要とのこと。 どの分野から はじめたら いいのでしょうか? 最初は これからという 本は ありますか? ご教示ください。 本当に初心者です。
- 馬場誠 さん 2014年02月09日21時54分
のんべいさん、こんばんは。
> どの分野から はじめたら いいのでしょうか?
個人的な意見としては、形にとらわれず、とにかく興味がある分野から楽しく始めてみるのが一番いいと思います。 もしもまだそれがない状態ということであれば、HTML/CSSから始めてみられるのはいかがでしょうか。 HTML/CSSでしたら、特別なソフトも不要で手軽に遊べますので、最初に学ぶのに向いているかなと思います。 もちろん、興味があれば、画像ソフト等他からでも全く問題ありません。 導入に関しては、こちらのWebデザイナーの世界を体験してみようのページも参考にしていただければと思います。> 最初は これからという 本は ありますか?
分野にかかわらず、最初は、本の内容通りに記述していくと、実際に目に見えるものができあがるタイプの本がいいでしょうね。 HTMLであれば、上記ページにも記載してある、「HTML/XHTML&スタイルシートレッスンブック」は、最初の最初としてはわかりやすく、できの良い本だと思います。 ただ、導入にはいいと思いますが、出版年月としてはやや古くなってきていますね。 「はじめての」「初心者向け」などが書いてある本で、図解がたくさんあり、文字もできるだけ大きいものを選べば、そこまで大外れは無いと思います。 書店で実際に本をめくり、あれこれ悩んで購入し、ワクワクしながら始めるのも、楽しいですしそれも良いと思いますよ(^-^)
最初の参考書としては難しめなので買わない方がいいでしょう。ある程度(X)HTML/CSSを知った後に、レベルアップの為に読むべき本。私もこの本で新しい発見が得られました。