良いサイトをたくさん見よう
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人がある特定の分野を学ぶ際、どんなことにも共通して有効な方法があります。それは、その道の“良いもの”に触れるということです。絵がうまくなりたいなら良い絵を見る。文章がうまくなりたいならうまい文章を読む。料理がうまくなりたいならおいしい料理を食べる。といった具合です。
ご多分にもれず、Webデザイナーになるための学習にも、この方法は非常に役立ちます。つまり、優れたWebサイトをたくさん見るということですね。
このページでは、優れたWebサイトを見ることのメリットや、探し方、そしてその活用法などをお話ししたいと思います。
良いサイトを見ることのメリット
良いサイトを見ることのメリットは、もちろん勉強になるから。それは当たり前ですよね。
しかし、一口に勉強になるといっても、具体的にどんな勉強になるかを理解しておくことは無駄ではないと思います。 これまで私がたくさんの優秀なWebサイトを見てきて、「こう役に立ったなぁ」と感じたことをお話しします。
デザインをする際に役立つ
より代表的なメリットとして、良いサイトを見ていると、自分のWebデザインに活かせるということがあります。 様々な良いサイトのデザインアイデアやエッセンスに刺激を受け、それを吸収することにより、デザインに幅が生まれるのです。
良いサイトを見るということは、Webデザイナーとしての血となり肉となることは間違いありません。
デザインに対する感性が磨かれる
優れたWebサイトをたくさん見ていると、ほんの少しずつではありますが、デザインに対する感性が磨かれていきます。 目が肥えてくる、と言えば分かりやすいでしょうか。
デザインに対する感性が磨かれてくると、良いデザインと悪いデザインを見分けることが上手になります。 ある程度まで高まると、「これはカッコいい」「これはダサい」ということが、Webサイトをぱっと見ただけで分かるようになってきます。
もちろん「そんなことは今でも分かる」という人もいるかもしれません。 Webが一般的になった今日では、こういったスキルを自然と身に付けている人もいると思います。
しかし、Webデザイナーにとってこの能力は、高ければ高いほどいい能力だと私は考えます。 その理由は、スキルが高ければ高いほど、ワンランク上の視点からデザインを見ることができるからです。
見る人のレベルによって、見えることが変わる
例えるなら、歌舞伎についてほとんど知らない人と、普通に知っている人、プロ並みに詳しい人がいたとします。その三人が同じ歌舞伎を見たとしても、見る視点と、実際に見えてくることがまるで違いますよね。 歌舞伎をほとんど知らない人にとっては何が面白いのかが分からないでしょうが、より詳しい人が見れば、より高度な視点から見られるものです。
歌舞伎を例に挙げましたが、これはあらゆることにあてはまります。 良いものが良いと分かるスキルも、Webデザイナーの実力のうち。良いサイトをたくさん見すぎても問題になることはありません(笑)から、意識して見ていきたいものです。
良いサイトを探す方法
常に意識する
これは当たり前なようで実に重要なことなのですが、まずは「良いWebサイトを見つけるぞ!」と意識することが重要です。 人間は、見たいものしか見ないようにできているもの。したがって、まずは意識することが大事なのです。
例えば、「昨日赤い服を着た人は何人くらい見ましたか?」と聞かれても分かるはずがありませんよね。それは、例え赤い服の人を目にしていたとしても、意識していない場合は脳にとって不要な情報と見なされ、記憶に残らないからです。 逆に意識をすれば簡単に分かることでもありますよね。これは、カラーバス効果と呼ばれるものです。
このページを見たあなたなら、きっとこれからは自然と意識すると思いますから大丈夫だと思いますが、 良いサイトを見つけることを常に意識の片隅においておくと良いでしょう。 (私もそうしています)
お役立ちサイトを利用する
自分一人の力で良いサイトを探すというのは非常に大変なことです。というよりも、効率的に探し当てることは難しいと言わざるをえません。
そんな時に利用したいのが、優れたWebサイトを集めたサイト。 例えば、デザインリンクデータベースというサイトが有名です。このサイトには、優れたWebサイトがたくさん集められているので、労せずとも見つけることができます。
優れたサイトを見たくなったとき、こういったサイトは非常に便利。類似サイトは他にもありますので、いろいろと探してみるといいでしょう。
良いサイトを見つけたら
良いサイトを見つけてもそれだけ、というのではちょっともったいないことです。 私の場合ですが、優れたWebサイトを発見した際にやっていることがあります。 もしよろしければ参考になさってください。
ブックマークする
これは基本ですよね。後から見たくなったときにアクセスしようにも、サイト名やたどり着いた検索キーワードを忘れてしまったら、二度と見ることができないかもしれません。
人間の頭というのはメモしておかないとすぐに忘れてしまいますから、ブックマークとして残しておくのも一つの方法でしょう。 優れたWebサイトをたくさん知っているというのは、ある意味資産の一つですから、何らかの方法でまたアクセスできるようにしておくことは有用なのです。
しかし、一つ大きな欠点があることには注意しなければなりません。 それは、サイトがリニューアルしたり、なくなったりすることに対応できないということです。
サイトが無くなっても、Wayback Machineというサイトのサービスを使えば見ることができる場合もありますが、 画像が欠けていたり、希望する時点のものが無かったりすることもあります。ですから、デザインが特に秀逸なサイトには、他の方法を採った方が良いでしょう。
保存する
もう一つは、Webページを保存しておくということです。もちろん、HTML+画像として保存するのではありません。 私の場合はFirefoxのアドオンである、Pearl Crescent Page Saver Basicを利用して、これだ!と思うページをpngやjpegファイルとしてローカルPCに保存しています。
これにより、いつでも好きな時に見返すことができます。加えて、ファイル名に日付を自動で付与できるので、いつ頃のデータかどうかも容易に記録できるというメリットもあります。 ただし一点だけ欠点があり、Flash部分のみあまりうまく保存できません。そういった場合は、(プリントスクリーンなどによる)画面キャプチャを添えて補足するといいでしょう。
ここで注意したいのは、著作権についてです。pngやjpegファイルとして保存した画像は、個人が見返すのみの利用にとどめる必要があります。 著作権を侵害するような行為はNGということを理解しておきましょう。
保存時はカテゴライズすると便利
Pearl Crescent Page Saver Basicで画像を保存する際、分野ごとにカテゴライズして保存すると便利です。 例えば、テーマカラーが印象に残ったら色別フォルダに入れたり、イラストを効果的に使ったページだったらイラストフォルダ。訴求力のあるキャンペーンページならキャンペーンフォルダに入れる、などといった具合です。 後述する、インスピレーションを得るために見返す時に便利ですよ。
有効に活用してみよう
情報が氾濫している昨今、とりあえず保存はしておくけれどもそれっきり、ということもよくあることです。 しかし、優れたWebサイトに限ってはそのままにしておくのは非常にもったいない!適切なタイミングで見返すことにより、デザインに役立てることができるからです。
サイト作成の参考にする
一番有用なのは、デザインに詰まったときや、アイデアが出てこないときに見返すということでしょう。 もちろん、デザインを盗用するために見るのではありません。あくまでもインスピレーションを感じるために見ます。
例えば、あらかじめカテゴライズしておいた中から適切そうなカテゴリを選び、後はボーっとしながらでも見てみる。 すると、それらが頭の中でかき混ぜられ、何らかの新しいアイデアがわいてくることがあります。
こういったことは、他業種でも行われている手法で、なかなか良い効果を生み出します。ただし繰り返しますが、そのまま真似るのはダメですよ。一時期の某大手音楽会社でもありましたが、“インスパイア”にも限度がありますからね。
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